大王製紙・井上前会長の一件が気になりました。連結子会社から1年半で107億円を引き出し、その大半をカジノで失ったという創業家3代目のお粗末なバカ話です。
海外のカジノでは「ハイローラー」と呼ばれるVIP待遇を受けていたそうで、勘のいい人ならピンときたと思いますが、ようするにカモ、カジノに大金を毎回落としてくれる都合のよすぎるお客様だったということですね。
人間は嫌なことを忘れようとする仕組みになってますから、(カジノに意図的操作があったと仮定するなら)ターゲットにうまいこと勝たせつつ、より多く負かせたってところなのでしょうか。
調べによると、きっかけはその「ごく一部」をFXに費やして損失を被ったからだとか。
「ごく一部」って、数千万なのか数億なのか…。
しかし、容易に想像つくのは、ギャンブルと同じ感覚でFXに手を出して、惨敗しちゃったということですかね。トレンドストリーム、買えば良かったのに 😆
どんなに資金があろうが、どんなお家柄だろうが、どんな高学歴であろうが、勢いだけでは必ず負けるのがFXだということですね。
ちなみに、私はギャンブルは一切しません。
十年以上前にパチンコ2回、スロット1回、競馬1回やっただけ。FX初陣で大敗したのは、ギャンブル脳が働いたから。軌道修正にあまり時間が掛からなかったことが今も生き残れてる理由でしょうか。
ギャンブルとFXとの決定的な違いは、FXでは多数派の行動が利益をもたらし、そしてそれに乗った方に利益をもたらすということ。
単純に、買い手か売り手かどっちが多いか、どっちの資金が多いかってものですね。
よって多数派=トレンドの方向に逆らわず乗っていくことが出来れば、利益になる確率は限りなく100%に近づいていく感じです。この考え方を仮にFX脳としましょう。
ですので、逆張りで勝つことなんかも実質的には数分・数秒単位での瞬間的トレンドフォローにはなるんですね。
逆に、カジノなら、例えばルーレットで「黒」に賭ける人と賭け金が多いことが、勝つ理由・仕組みではないってことです。しかも、誰がどれだけ賭けているかテーブルを見ればわかりますから、そんな脆弱な仕組みでは簡単にカジノ経営が成り立たなくなってしまいます。
FXでは運だけを頼りにギャンブル脳で勝つこともできますが、それ以上に損失を被る大きなリスクが潜みます。
ギャンブルではFX脳で勝つことは不可能です。勝ったとしたら偶然の産物で、ギャンブル脳で勝ったのと変わりはありません。
だったら、FX脳でFXに取り組んだ方が、それなりの努力は必要になりますが、効率的にも、お金を増やすという実質面でも有利だと思いませんか?
ギャンブルは夢を見るもの、FX(投機・投資全般)は夢を実現するものではないかと思います。
更新日:2011年11月23日(水)
著者プロフィール
FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2016年でFX歴7年目、独立して6年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。
トレードで勝ち抜く唯一無二の手法は「継続!」だと思っています。
またの機会にぜひ当サイトをご利用いただけるご縁があればとても嬉しく思います。今後ともよろしくおねがいいたします。
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2011年11月23日(水) | カテゴリー: FXあれこれ