「開いた窓は閉じられる」というのが定説のようになっています。確かにそうなることは多いものの…?
例えば、ユーロドル日足を見てみましょう。3月18日(月)に開いた下窓は「窓埋め」をしようとしたのか、それだけではないのか上昇をしますがまだ開いたままです。
窓埋めの定説通りであれば、15日(金)の始値1.30036まではローソク足の実体ベースで戻ることになりますが…。
ここで一旦、ユーロドルとドル円も下窓が開いたままなので見てみましょうか。
去年の12月までさかのぼったところも合わせて見てみましょう。
アレ?
アレアレ?
まだ埋まってませんね?埋まるどころか、続伸に次ぐ続伸です。
あ、もしかしたら、いくつかの逆張りナンピン・マーチンゲール的なEAがその時期からの塩漬けで破綻しちゃったのは、そのあたりも関連したりするのでしょうか?
近いうち埋まる!近いうち埋まる?そのうち埋まる??そろそろ埋まる…??→破綻…みたいな。
私の嫌いな某アナリストも当時「近いうちに埋まる」といい放ったままです。
それはさておき、ユーロ円とドル円の12月の窓は「アベノミクスからの強い上昇トレンド」からの置き去りパターンです。
トレンドはまだ上昇中であるとするなら、今直近で開いてる3月15-18日のそれら通貨の下窓は上昇に連れて埋まる可能性はあり得ますが、12月のドル円・ユーロ円の窓も「いつかは必ず埋まる」としても、だいぶ離れちゃってますのでそれらの窓埋めを狙って今頃から売るのはあり得ないです。
ユーロドルの方はどうでしょう。
トレンドは下向きで、キプロスショックというまだどっちに転ぶかはわからないものの大きめなユーロ売り要因が絡んでる最中なので、ヘタすると12月のドル円とユーロ円のように置き去りパターンになっても不思議ではありませんね。
トレンドフォローする行程での窓埋めだったらまだ安心ですが、そうでない場合はちょっとコワいですね 😉
気をつけましょう。
更新日:2013年03月20日(水)
著者プロフィール
FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2016年でFX歴7年目、独立して6年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。
トレードで勝ち抜く唯一無二の手法は「継続!」だと思っています。
またの機会にぜひ当サイトをご利用いただけるご縁があればとても嬉しく思います。今後ともよろしくおねがいいたします。
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2013年03月20日(水) | カテゴリー: テクニカル・手法, FXあれこれ