当日の想定レンジと、当週の想定レンジをそれぞれ実績と比較してみましたらば…。
対象はユーロドル。
計算ではじき出された想定レンジに対して、当日のレンジ(実績)は結局どうだったのか?というのが気になったので集計してみました。
まず、当日の想定レンジと実績ですが、集計期間は2004年1月~2012年2月としました。
その期間、最も割合が高かったのが、全1949日中36%にあたる696日が想定レンジを実際に100~150%達成していた点です。
想定レンジに70%以上達成したのが80%。
想定レンジを遥かに2倍以上達成したのは3%。
ちなみに最近では、1月13日、S&Pがユーロ圏各国の格下げ実施の噂で爆下げした日の想定レンジが122(pips)だったのに対し、実績は254で達成率は207%でした。
当日の「今日のトレード」を見てみると…、しっかり勝ててましたね。さすがトレンドフォローです。
それぞれの割合は、直近の3年間、1年間に絞って集計してもほぼ同じ結果になりました。
参考の仕方の1つとしては、例えば当日の想定レンジが200で、トレードしようとした時に上昇トレンドが進行しており、レンジ実績が180ほどになっていれば買いオーダーは慎重になった方がいいな…とか検討できますし、含み益ポジションを保有中に想定レンジに実績が到達したら手仕舞いをするとかも検討できると思います 🙂
続いて、同様に週間の想定レンジも計算してみましたが(2003年5月~)、こちらも当日の想定レンジと似たような結果に。
想定レンジに対して実績が100~150%に達した週は全体の33%、424週中142週です。
70%以上達成したのが84%でした。
この1年間に絞ると、100~150%達成したのが43%(51週中22週)、70%以上の達成では82%。
ちなみに、この1年間の1週間あたりの平均想定レンジは353となっています。
先週(2/6~2/10)なんかはとても参考にできた週だったと思います。2/9の木曜に想定レンジを達成していたことから、「消極的な買い+目線は売り」といった心構えもできたかと。
もちろん、その想定レンジと達成実績だけでエントリー判断するのではなく、テクニカル分析~ファンダメンタル要因まで複合的な判断を要します。
尚、トレンドストリームには当日の想定レンジとリアルタイムの達成実績を表示させるインジケーターが付属していますが、そのインジケーターに当週及び当月の同データを追加表示させた新版を無料配布しています。
入手方法は、ご購入者専用ブログにて案内しています。
更新日:2012年02月11日(土)
著者プロフィール
FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2016年でFX歴7年目、独立して6年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。
トレードで勝ち抜く唯一無二の手法は「継続!」だと思っています。
またの機会にぜひ当サイトをご利用いただけるご縁があればとても嬉しく思います。今後ともよろしくおねがいいたします。
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2012年02月11日(土) | カテゴリー: テクニカル・手法, FXあれこれ