ジャクソンホール後、ドルは売り方面に進んでクローズしました。では、週明けからはどうしようか。
(最後にオマケがあります 😆 )
レートを動かす要因(材料)が、なかなか多い週となりそうです。
月曜は、まず先週金曜のジャクソンホールでのFRB追加緩和措置の先送りからのドル売りの力が進むか、押さえつけられるか、また、窓をどれくらい開けるか開けないか。
ハリケーン「カトリーナ」の影響も頭の片隅においておく必要もあります。
そして、国内では民主代表選。
政治空白による円高進行を警戒して、29日にも円高対策第3弾を打ち出す方向だとか。
即、実弾投入(介入)という可能性は薄いと思いますが、投機筋による下値トライを追撃したいという背景があるので、その可能性はゼロではないでしょう。
思い起こせば、先月8/4の介入の際は、米雇用統計の前日(木曜)だったですね。
追加緩和の先送りに加えて、雇用統計から見える景気後退という感じであれば、ドル売りが過熱してもおかしくないですし、そこで円高に火がついても、これまたおかしくないと思いますから… 😕
去年9月14日(火)の菅vs小沢の代表戦では、政府が機能せず円高が進行して、翌15日(水)午前10:35に単独介入しました。
その際、ドル円は午前の83円くらいから、夜には85.76円の当日高値を付けました。が、一時的に跳ね上がっただけで、ゆっくりと円高が進行していく感じになりました。
そんな事柄をなんとなく踏まえながら、インターバンクのオーダー状況も参考にし、エントリー及び決済シグナルを中心にトレードしていけば、少なくとも大ケガを回避して、慎重かつ確実なトレードができる気がしてます。
ここからがオマケです。先週金曜時点でのユーロドルのインターバンクオーダー状況をチャートに乗っけてみました。
★がついてる部分はオーダーが厚めということです。チャートはクリックで巨大化します。
とりあえず、月曜の早朝になって状況がどう変化してるかを確認する必要はありますが、どこで買うべきか売るべきか、買わざるべきか売らざるべきかは、それなりに想像がつくと思います。
この画像の状態ならば、1.4500を抜いていかねば、ユーロドル買いには抵抗があり、抜いていったとしても当面はキツいトレードになりそうだな~とか。
さあ、また忙しくなりそうな1週間そして1ヶ月が目の前に来てます。
更新日:2011年08月28日(日)
タグ: FRB, インターバンク, ジャクソンホール, ハリケーン, バーナンキ, 円高対策, 日銀介入, 民主代表選, 量的緩和
著者プロフィール
FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2016年でFX歴7年目、独立して6年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。
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2011年08月28日(日) | カテゴリー: FXあれこれ