雇用統計の結果は悪くないのにドル円は売られ続けるという意味のわからない相場だったね。
レートは多数決で決まるもので、理由はどうあれ結果が正解になるから仕方ないとしても、昨夜の変動は雇用統計の数値だけをみると納得いかない。納得いっていないのは少なくともぼくだけじゃなかったのは救いだったけど、今は自分なりに「あー、そうだったんだろうね、そうだよね、きっと」って答えを引っ張ってきた続きの前にランキング投票お願いします。
雇用者数、失業率ともに予想値に及ばなかったけど、悪化してるわけではない。失業率は前回と同じ6.7%、非農業部門雇用者数なんかは19.2万人増で、前回17.5万人より明らかに回復している。でも、前回値は19.7万人に上方修正されたので数値的には悪化だけど、これを悪化とは呼べないだろうと思う。
それなのに、ほぼ1円近く売られていったこととして多く挙げられてるのが米10年債の利回り低下だ。次の10年債5分足チャートをみるとドル円チャートとほぼ一致した流れだから、見た目にはわからない(リアルタイムで追っておけばよかった)。ミリ単位の差ではどうだかわからないけど、これが相互作用したのは明らかだけどどっちが先行したかはちょっとわからないね。ドル円が売られたから10年債利回りが低下したともいえるんじゃないかな 🙄
※こっちから詳しく見れますよ。 しかし、investing.comの経済指標カレンダーとかこういったMT4では見れないようなチャート機能とか、かなり重宝してます。
だからたぶん、こうなってしまったのは「あの程度の数値は織り込み済みだった」というのが最も適しているのかも。市場は多少なりのポジティブ・サプライズを期待し、そうなると思っていたんだろう。ドル円は雇用統計発表の数秒ほど前にフライング上昇したし…フライングに乗ってた人たちはあまりに残念すぎる形になったろう。あんなことはやるもんじゃないよ。
そいで、3月中盤から終盤にかけて買いを入れていた勢力が利食いを決断するには丁度良い数値だったんだろう、とそう思うことにしたよ。問題はこの影響がズルズルと来週以降も続くことだ。今のところ、長期足でみればこの日の売り幅はまだ単なる陰線だけどね…!
ノーエントリーなので詳細リポートはなしですが、ユーロドル、ドル円ともに雇用統計発表直前でシグナルが確定してます。EAをつけっぱなしで、ここでエントリーしていたとしたらどちらも痛いストップロス、しかも瞬殺でヤラれてたことでしょう。もっとも、レート変動が激しかったので21:30の始値で約定するのは厳しいものだったと思いますが…。米雇用統計の前にエントリーをさけるのは定石です。
USDJPY ノーエントリー
EURUSD ノーエントリー
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日計 ノーエントリー
週計 18勝8敗 +119.5pips
月計 14勝5敗 +127.2pips
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お疲れ様でした!
更新日:2014年04月05日(土)
著者プロフィール
FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2016年でFX歴7年目、独立して6年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。
トレードで勝ち抜く唯一無二の手法は「継続!」だと思っています。
またの機会にぜひ当サイトをご利用いただけるご縁があればとても嬉しく思います。今後ともよろしくおねがいいたします。
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2014年04月05日(土) | カテゴリー: 今日のトレード