そうネタもないので、しつこいくらいに「ドル円が長い長いこう着状態・ボラティリティ低下しまくり中・パワー充填中」って書いてきてる。
どうやらこのショボクレ状態は過去15年でたった2回目のことらしいけど…?
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ロイターによると、
予想変動率といわれるボラティリティの低下も顕著だ。市場動向をみる際に指標的役割を果たす「アット・ザ・マネー・フォワード(ATMF)」の1カ月物インプライドボラティリティは、過去最低水準である5%近辺まで下落した。過去15年程度を振り返っても、6%割れを数日以上継続的に記録したのは今回と06年(6月)の2回しか見当たらない。
ということなんだ。それで、
ドル円相場がこう着し、インプライドボラティリティが6%割れを数日以上継続的に記録したことは、06年6月頃にも一度あった。この時ドル円相場はどうなったか――。実はその直後、06年7月に米大手格付け会社が米国のサブプライムローンを組み込んだ住宅ローン担保証券RMBSの大量格下げを発表。いわゆるサブプライム問題に突入していくなかで、その後ドル円相場は急落していった。
ということだけど、調べてみたところここはちょっと都合よく解釈しちゃってる?というか間違ってやしない?? 🙄
実際「ドル円相場が急落」したのは丸1年後の翌2007年の7月からだ。それまでのおよそ1年でドル円は10円ほど上昇してるし?
急落の第1トリガーとなったのは、2007年6月20日に「米大手証券会社ベアー・スターンズ傘下のヘッジファンドがサブプライム関連の運用に失敗し経営危機へ」って報道が広がってから。
S&PとムーディーズがサブプライムRMBSを大量格下げしたのは、その後の2007年7月10日であって、2006年7月ではない。
たぶん、2007年を2006年と勘違いしちゃっただけなんろうけど、肝心なインプライドボラティリティの低下との因果関係の説得力がね…(^ ^;)
ぼくが間違ってないのであれば、記事訂正か削除が必要かもね。
ちなみに、アベトレンドがはじまった2012年10月にはインプライドボラティリティってやつが過去15年で3番目の低下具合(6%割れはせず)だったんだって。
以上は「膨張する「円安エネルギー」、数カ月内に噴出も」というロイターのここ最近の人気記事からだ。
by David Levitz
しかし、ストラテジストとかエコノミストって人たちの考察感ってのにはいつも感心する。
半分以上、何を言ってるのかわからないことが多いけど(笑)、結果的にそのほとんどは「上っぽいね、でも下の可能性もあるよ(またはその逆)」って考え方を知識や経験やデータでたっぷりと肉付けしたものだ。
これは皮肉ではなく本当に感心している 🙂
ぼくにはないセンスや技能をもつ人のすべては尊敬に値すると思ってるし。
しかし、トレードする上で「そういう人たちの見解を鵜呑みにするな!」っていうのは定説でその通りだ。
セミナーで言葉巧みに熱弁する人達でも、ブログやメールで文才を発揮する人達でも同じ。
データや過去の事柄から引っ張り出した事実ならまだしも、個人的感覚論だったらなおさら。鵜呑みどころか参考さえも厳しいだろうね。
参考や共感をするのはいいけど、自立したトレーダーになりたければ信者になっちゃダメだ。と思うよ。
USDJPY ノーエントリー
EURUSD 3勝1敗 +65.3pips(-7.9,+30.7,+35.5,+7.0)
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日計 3勝1敗 +65.3pips
週計 5勝6敗 +21.5pips
月計 37勝31敗 +161.9pips
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お疲れ様でした!
更新日:2014年06月26日(木)
著者プロフィール
FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2016年でFX歴7年目、独立して6年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。
トレードで勝ち抜く唯一無二の手法は「継続!」だと思っています。
またの機会にぜひ当サイトをご利用いただけるご縁があればとても嬉しく思います。今後ともよろしくおねがいいたします。
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2014年06月26日(木) | カテゴリー: 今日のトレード