相変わらずどの国も景気の悪い話ばかりですが、米国のデフォルト危機に関するニュースには注目度マックスです。
デフォルト(債務不履行)危機はギリシャでも強く問題視されています。デフォルト自体の意味などについては、こちらのサイトに詳しくありますので、興味がある方はチェックしてみてください。
アメリカのデフォルト危機について、ものすごく簡単にポイントを説明しますとこんな感じでしょうか。
●アメリカの債務残高が議会が決めた上限の14兆2940億円(およそ1150兆円)になってもうた。
●ガイトナー財務長官が、債務上限の引き上げを強く要請した。
(しかし、一度5月に否決されています)
●もし8月2日までに債務上限の引き上げが叶わなければ、デフォルトに陥る可能性が強くなる。
●アメリカがデフォルトということになれば、リーマンショックとは比にならない影響が世界を駆け巡る可能性大。
(ドル紙幣が紙くずに近いものになるっていう最悪のシナリオもあります)
●しかしながら、多くの市場関係者がデフォルトの可能性はゼロだと楽観視している。
●デフォルト回避ができても債務が無くなるワケではなく、とりあえずの回避でしかない。
●このデフォルト危機は、アメリカの計画倒産だという説もある。
というところだと思います。
仮にアメリカがデフォルトに陥ってしまえば、ドル売りは必須になると思います。ドル円の底値は76円ともいわれていますが、それはあくまでもテクニカル的な判断ですから、もっともっと底をついてくる可能性はあります。
多くの市場関係者がデフォルトの可能性は無いといっていますから、それこそデフォルトになればパニック売りが爆発することにもなると思います。
個人的には、世界経済がぐちゃぐちゃになっていくのは恐ろしいので、アメリカのデフォルトは回避してもらいたいところですが…。
近々採決が下るようですし、今週~8月2日にかけては過去にない注目度でレートと情勢を追っていく必要がありそうです。
トレードに関しては、トレンドストリームのシグナルとルールを追っていれば、この世界的な危機から(まとまった?)利益を得ることは容易であると思います。
更新日:2011年07月18日(月)
著者プロフィール
FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2016年でFX歴7年目、独立して6年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。
トレードで勝ち抜く唯一無二の手法は「継続!」だと思っています。
またの機会にぜひ当サイトをご利用いただけるご縁があればとても嬉しく思います。今後ともよろしくおねがいいたします。
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2011年07月18日(月) | カテゴリー: FXあれこれ