FXトレードをMT4のEA(自動売買)で効率的にするための実践・検証・開発・情報配信サイト

完全放置な自動売買ってのは、EA（MT4の自動売買）をセットしたら後は何もしない！売ろうが買おうが、得しようが損しようがシステムの成すがままに任せること。

セットしたらあとは完全放置って寸法だ。いや、基本はそれでいいんだけど、例外は押えておかないとマズいのだ。

ちょっと前に比べるとかなり人気が出てきてるいわゆる「シストレ（システムトレード）」で、自動売買そのものはとても作業効率が高く、素晴らしいものであることは間違いないんだけども、完全放置な自動売買はオススメできないのは次の3つの理由だ。
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①かならずしもルールがマッチした時に売買（約定）するワケではない。

エントリーでも決済でも、EAが発注をかける時はルールにマッチした瞬間だ。しかし、ブローカーに発注が通る（約定）までにレートが大きく進んでいるかもしれない。ようやく約定した時には予定より不利なレートになってるかも（逆に有利になってる場合もある）

EAの設定にもよるけど、スプレッドが一定値より広くなってた場合に注文しないものだってある。また、約定するまでブローカーに発注をし続けるものもあれば、ある程度時間がたったら発注をあきらめるシステムもある。

②強いファンダメンタル発生時はテクニカルを（一時的に）崩壊させる場合がある。

例えば、システムが『買い』を示していても、政府や中央銀行の強い見解、経済指標のサプライズ、民間格付け会社の格付け発表、政治的要因、戦争や天変地異などで、相場が急激に強い反応で『売り』に転じることもある。そのまた逆も然り。

それらはトレンドの転換点になることもあれば、単なる大小ノイズで終えることもある。

いずれにしても、それらはテクニカルを一時的には狂わせる。

③ブローカーやPCに障害が発生するかもしれない。

ブローカーに発注が殺到してビジー状態（システム障害）になってたら最悪だ。こうなるとどうしようもない。EAには責任がないのだから。

自前のパソコンがWindowsの自動アップデートで勝手に再起動し、大事な局面で他の仕事をしはじめてしまうかもしれない。こいつもマズい。これはパソコンの設定を変更して対応しておこう。

VPSサービス（オンラインで使うパソコンの間借りみたいなもの）を使えば自前のパソコンが要らず、外出先や会社からでもEAの具合をチェックできる。でも、サービス側の都合でメンテナンスが入ったり、勝手に再起動してくれちゃったり、（スペックが弱くて）フリーズしてしまってたりする経験があるので、残念ながらぼくにはあまりオススメできる経験がない。

もっとも悲しいのは、お気に入りのパソコンが急に寿命を迎えてしまうことだ。

最後に、

人間だってシステムだって完全ではない。

だからこそ、それぞれの良い部分を相互作用させることが必要なんだね。これがぼくのオススメする半自動トレードの基本。

楽をしすぎちゃダメだけど、苦しみすぎる必要もない。

そうすれば、より完璧に近づけるはずだ 😛