やはり危機ギリギリ回避の定説通りになりましたね。とりあえずは、ですが。
なんとかかんとか、キプロスとユーロの間で100億ユーロの支援条件について合意が得られ、キプロスの目先のデフォルトは回避されました。
預金課税については、主要2行の大口預金者に対する負担は既出の10%~25%かそれ以上か、という方向なようです。
ちょっと気になるのは、その合意内容に関してキプロス議会の承認の是非は?というところです。
情報不足でハッキリしないのですが、週末のニュース内容では事前に(預金課税等で)キプロス議会で再採決で承認を得た後にユーロとの会合へ…というものだったような??それともキプロス議会での承認はこれからなんでしょうか?
と、ドイツのショイブレ財務相によると、キプロス議会の承認は必要ないとの情報を拾いました。
「支援を実施するために必要な法律は既に可決されている」
「保険対象外預金に対する課税が引き上げられた場合のみ追加の議会承認が必要」
との様子で、大口への預金課税は可決されたも同然というようにとっていいっぽいですね、たぶん。
どの報道機関もキプロスがデフォルト回避されたと確定的に報じていますしね。
キプロスのユーロ圏離脱に関しては、キプロスがタックスヘイブン(税制面での優遇措置がある国)ということに関連してか、ユーロから離脱させたいという考えもあるようで、その辺に関しては今後の様子次第でしょうか。
これでユーロ買い!だとはまだ思えないのは、これで危機が回避されただけで、ユーロ圏が(イタリア等含め)金融問題を抱える集団であることは変わりないということからです。買いで安全圏であれば、そもそも危機なんか起こらないのですからね。
トレードに関しては、テクニカルとも相談をしながら両方の局面をうまく拾っていきたいところです。
ユーロ→売り、ドル→買い、円→売りの流れというか構図はまだ続きそうです 🙄
更新日:2013年03月25日(月)
著者プロフィール
FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2016年でFX歴7年目、独立して6年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。
トレードで勝ち抜く唯一無二の手法は「継続!」だと思っています。
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2013年03月25日(月) | カテゴリー: ファンダメンタルズ, FXあれこれ