昨夜、戦後以降の底値をまた更新したドル円(75.73円)。戦後といっても、今は通貨戦争の真っ只中ですけど。
0時過ぎに配信された時事通信で次のように報じられました。
「海外市場で円相場が戦後最高値を付けたことを受け、円売り・ドル買いの為替介入を日本単独で実施する準備に入った。」
「政府は再度の円急騰に備え、介入に向けた海 外当局との調整を本格化させる。」
あくまでも、メディアが報じているものですから、政府が実弾を日銀砲に装填し、実際にトリガーに指をかけているかは不明なものの、77円~75円で円高が定着してしまうのは貿易面などでよろしくない状況であるのは確かだと思います。
仮に、日銀が介入に踏み切ったとしても、これ以上の底を短期間で作り出さないための「円高抑制」に過ぎないでしょうけれど、私たち一般トレーダーにとっては1つの大きな機会になるので、それなりに期待はしておいてもいい状況です 🙂
震災後、3/18の協調介入で付けた上値は85.50円で、そこからまだ7ヶ月しか経ってないのに10円近く下げてるのは確かに行き過ぎ。でも、世界的な観点からだと、そうでもないよ、ガマンせれって感じでしょうか。
前回8/4の単独介入で付けた上値は80.22円ですが、介入直前の底値は76.28円、3/18協調介入後、明確に80円を割った7/12から、およそ3週間で4円ほどの下落での砲撃だったんですね。
テクニカル的には日足なんかを見るとソーサーボトムな感じになってますので、それを定説と仮定して介入するなら、8o.22は当然クリアして81.50付近までは戻す規模でなければ(介入効果に)納得しずらいです。
しかし、介入ありきで考えればそうなりますが、7/12を節目としてみるなら、3/18の85.50を頂点として、そこから底値レンジで推移してますが、ソーサーボトム入りにはならず、もう一段の底を作りにいってることから、今回もそうなって最悪72円とか71円とかまで下るんじゃないのか!?とかいう思いも拭えません。
さてどうなりますかね、どうもなりませんかね??
以上は、予想でも展望でもありません。単なる希望です 😉
更新日:2011年10月26日(水)
著者プロフィール
FX専業(兼業?)トレーダーをやりながら、MT4のEA/インジケーターの開発やFX関連情報サイトを運営しています。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨トレードもやってます。2016年でFX歴7年目、独立して6年目となりました。元WEBデザイナー/ディレクターです。
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2011年10月26日(水) | カテゴリー: FXあれこれ